藤岡蔵六論 (上)

関口, 安義

藤岡蔵六論 (上) 利用統計を見る

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タイトル(英)	A Study of Zouroku Fujioka (Part 1)
アイテムタイプ	紀要論文 / Departmental Bulletin Paper
言語	日本語
キーワード	芥川龍之介, 宇和島, キリスト教, 一高, 父と子
著者	関口, 安義
Author	Sekiguchi, Yasuyoshi
所属機関	文教大学文学部日本語日本文学科
Institution	Bunkyo University, Faculty of Language and Literature
抄録	藤岡蔵六は芥川龍之介の一高時代の友である。東京帝大の哲学専修をトップで卒業、大学院に籍を置き、哲学研究室の副手をつとめたこともある。その後ドイツに留学、エドマンド・フッセルにつき、哲学研究に従事した。が、帰国後内定していた東北帝国大学に就任できないという事態が生じる。そのプロセスは出隆の「藤岡事件とその周辺」（『出隆自伝』）にくわしい。失意の中で藤岡は新設の甲南高校に行くが、体を壊し、教師生活も全うできなかった。芥川は藤岡を「常に損をするは藤岡の悪き訳にあらず。只藤岡の理想主義者たる為なり」と言い、さらに声を大にするかのように「世間は藤岡を目して辣腕家と倣す。滑稽を通り越して気の毒なり」とも言う（エッセイ「学校友だち」）。本稿は芥川のエッセイに導かれ、一人の不遇な哲学者の生涯に光りを当てる試みである。
雑誌名	文学部紀要
雑誌名(英)	Bulletin of The Faculty of Language and Literature
巻	16
号	1
ページ	148 - 126
発行年	2002-10-01
出版年	2002
出版地	埼玉県越谷市
出版者	文教大学
Publisher	Bunkyo University
ISSN	09145729
資源タイプ	text
著者版フラグ	publisher
フォーマット	application/pdf
本文言語	日本語
ID	BKK0000352
作成日	2009-12-17

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