神経症患者におけるコーピング・スキルの変化

木島, 恒一

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タイトル(英)	Change in Coping Skills in Neurotic Patients
アイテムタイプ	紀要論文 / Departmental Bulletin Paper
言語	日本語
キーワード	神経症患者, ストレス, コーピング・スキル, 治療過程
著者	木島, 恒一
Author	Kijima, Tsunekazu
所属機関	北陸学院大学人間科学部
Institution	Hokuriku Gakuin University
抄録	本研究ではストレス関連の疾患として神経症を取り上げ，治療経過における神経症患者のストレス・マネジメント能力の改善の有無を，コーピング・スキルという観点から検討した。対象は都内A 精神科クリニックの外来受診患者9 名で，その治療経過をみるために，ストレス・コーピング・スキル尺度（SCSS）を平均21.4 か月の間隔をおいて2 度施行した。その結果，次のことが示唆された。2 回目のSCSS では，“環境の変化への迅速な適応”のコーピング・スキルが有意に上昇することが認められた。またパーソナリティ特性としてのコーピング特徴について検討するために，Carver et al. のCOPE を実施したが，COPE では有意な変化は認められなかった。第1 回目の検査は初診時ではなく，すでに治療が進んだ段階で実施されたものであることから，“環境の変化への迅速な適応”以外のコーピング・スキルやコーピング特徴に変化が認められなかった可能性が考えられた。今後は、1 回目の調査時期を初診時などに一律に定めて治療経過におけるコーピング・スキルの変化について検討する必要があろう。
雑誌名	生活科学研究
雑誌名(英)	Bulletin of Living Science
巻	38
ページ	107 - 113
発行年	2016-03-30
出版年	2016
出版地	埼玉県越谷市
出版者	文教大学
ISSN	02852454
資源タイプ	text
著者版フラグ	publisher
フォーマット	application/pdf
本文言語	日本語
ID	BKK0003225
作成日	2018-04-19

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