同一視と共感がヒトの発達において果たす役割について

登張 真稲

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JaLC DOI	info:doi/10.15034/00007981
タイトル(英)	The Roles of Identification and Empathy in Human Development
アイテムタイプ	紀要論文 / Departmental Bulletin Paper
言語	日本語
キーワード	同一視, 共感, ヒトの発達, コフート, ロジャーズ
著者	登張真稲
Author	Tobari, Maine
所属機関	文教大学付属生活科学研究所客員研究員
Institution	Research Fellow, Institute of Living Sciences Bunkyo University
抄録	最初に、同一視についての文献と研究をもとに、同一視がヒトの発達にどのような役割を果たすのかについて考察した。また、共感についての臨床心理学と発達心理学における理論と研究をもとに、共感がヒトの発達にどのような役割を果たすのかについて検討した。同一視はヒトの発達において重要な役割を果たすが、必ずしも成長につながらない場合もあると考察された。共感については、臨床家のコフートとロジャーズは、親やセラピストの共感がヒトの発達に重要な役割を果たすことやそのプロセスを論じている。社会化の理論でも、親の共感が幼児期の子どもの発達に重要な役割を果たすことを指摘している。これらの理論をもとに行われた実証的研究からは、親の共感が子どものポジティブな能力の発達にプラスの影響を与えることが示唆された。同一視も共感も複合的な概念で、無意識の部分を含んでいる。ヒトの発達には、こうした意識しにくい心的メカニズムが重要な役割を果たすことが示唆された。
雑誌名	生活科学研究
雑誌名(英)	Bulletin of Living Sciences
巻	44
ページ	43 - 55
発行年	2022-03-31
出版年	2022
出版地	埼玉県越谷市
出版者	文教大学
ISSN	02852454
資源タイプ	text
著者版フラグ	publisher
本文言語	日本語
ID	BKK0004221
作成日	2022-07-22

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