@article{oai:bunkyo.repo.nii.ac.jp:00001081, author = {阿戸, 昌彦}, issue = {1}, journal = {文学部紀要, Bulletin of the Faculty of Language and Literature}, month = {1996-10-01, 2011-02-14}, note = {英語のthere存在文には、動名詞が主語となり、法的な解釈を持つものがある。 (1)There's no mistaking that voice. =One could not mistake that voice. この「法的There構文」の動名詞は、動詞的特徴を示し、かつ、決定詞noをもたねばならない。また、noは動名詞内を作用域とする。 従来、動名詞の主語PROと決定詞の共起を構造的に示せなかった。この問題はChomsky(1995)の素性照合の面から考えれば解決する。 動名詞が虚辞thereのassociateになれるのは、小節が可能になったのと同様に、名詞句がassociateの時に表現できない意味を表せるようにする力が働いたためである。法的there構文に生起する動名詞の特徴は、この表現力の拡大が要請した特徴のみを持つ動名詞を許したためである。この拡大が名詞句から動名詞に限られる特別なものではなく、小節へと拡大した場合もある。ただ、小節への拡大がモノを中心に、動名詞への拡大が行為を中心にしている点のみが異なるのである。また、法的解釈はPROの総称性とnoの作用域、さらにthere構文に生じていることから可能になったと考える。}, pages = {70--85}, title = {法的解釈を持つThere存在文について}, volume = {10}, year = {} }