@article{oai:bunkyo.repo.nii.ac.jp:00001100, author = {古賀, 文章}, issue = {1}, journal = {文学部紀要, Bulletin of the Faculty of Language and Literature}, month = {1995-10-01, 2011-02-14}, note = {アングロ-サクソン年代記の中で755年の記述がもつ特異な点は、描写が他の記述に比べてかなり細部にまでわたっていることにある。この記述は、一般に北欧サガを連想させる描写であるとされている。しかし、物語の構造上ゲルマンの代表的な英雄詩とも類似性があると思われる。英雄詩では、typesceneと呼ばれる構造を道しるべとして即興で物語が歌われたと考えられる。Typesceneには、いくつかの構成要素があり、個々の詩人はこの構成要素を選択し、意図に応じて特別な意味あいを構成要素に付与した。年代記755年の記述には、そのような付加的意味が構成要素に与えられることはなかったが、英雄詩の物語の構造を史的事実にからませることで、描写を細部にまで及ばせ、英雄詩が作り上げる劇的な展開と同様の効果をあげている。}, pages = {91--102}, title = {The Dramatic Structure of the Entry for 755 in Anglo-Saxon Chronicle}, volume = {9}, year = {} }