@article{oai:bunkyo.repo.nii.ac.jp:00001792, author = {村山, 康雄}, journal = {言語と文化, Language and Culture}, month = {1992-12-01, 2012-10-12}, note = {赤塚(1985)は情報を話し手の認識という観点から二つに分類している。話し手が真であるとみなしている「現実相」に属する情報と、真であるか偽であるか不明であるか、仮定されたか、あるいは偽であるとみなされる「非現実相」の情報である。彼女は、「なら」は本来「非現実相」に属する情報を表すものであるが、彼女が「新獲得情報」ど呼ぶところの、話し手が真であるとみなす情報をも表す場合があると指摘している。 本論文では最初、彼女の分析を見、その分析を他の条件を表す語、「と」、「たら」、「ば」にも適用し、そして「なら」だけではなく、これらの語も「新獲得情報」を表せることを示す。 彼女は「なら」と「から」の違いにも触れ、「なら」が表す「非現実相」の「新獲得情報」は時間の経過と共に「現実相」に移行し、「から」で表されるようになると主張している。ここでは「情報の出所」―情報は誰のものか―という別の観点から「なら」と「から」の違いを考える。 この考え方は「なら」、「と」、「たら」、「ば」の用法の違いを説明するのにも役立つ。}, pages = {121--158}, title = {The source of information and Japanese conditionals}, volume = {5}, year = {} }