@article{oai:bunkyo.repo.nii.ac.jp:02000062, author = {石井, 健一 and Ishii, Kenichi}, journal = {情報研究, Information and Communication Studies}, month = {Jul}, note = {本研究は、フードデリバリーサービスの普及がどのような社会的要因と関連しているのかという問題意識に基づき、フードデリバリーと外食の社会関係資本への影響を検討することを目的とした。 まず、既存の国際比較調査 (East Asian Social Survey 2012) を分析して、日本、中国、韓国、台湾のいずれの国においても、友人との外食が社会関係資本および主観的幸福感と正の相関関係があることを確認した。次に、フードデリバリーに関する仮説を検証するため、日本と中国で独自のオンライン調査を実施した。その結果、職場の昼食において、中国人と比べて日本人は個食 ( 一人で食事をする ) の比率が 2 倍以上であることが明らかになった。レストランや会社食堂での昼食において、日本人は半数以上の人が一人で食事をしていた。また、日本と中国のいずれにおいてもフードデリバリー利用と個食との関係は見られなかったが、日本ではコンビニ利用と個食の間に正の相関関係が見られた。中国では職場での外食は孤独感と負の相関関係、休日の外食は正の相関関係が見られた。日本と中国のいずれにおいても、フードデリバリーとインターネット利用、個食と孤独感の間には有意な正の相関関係がみられた。また、年齢が低いほどフードデリバリーの利用頻度が多いという傾向もみられた。さらに、生活満足度とこれらの食事パターンとの関係を分析したところ、日本においてフードデリバリーおよび休日の外食の頻度は、生活満足度と正の相関関係があることがわかった。}, pages = {1--14}, title = {フードデリバリー、外食利用と社会関係資本 1 : 日本と中国における個食の実態とその要因}, volume = {67}, year = {2023}, yomi = {イシイ, ケンイチ} }