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適者生存の恋愛劇 : ジーン・リースの『カルテット』再考
https://bunkyo.repo.nii.ac.jp/records/2002294
https://bunkyo.repo.nii.ac.jp/records/20022949bba83ca-e565-4ac8-bdef-77b10d840b6d
Item type | 文教大学学術リポジトリ登録用アイテムタイプ(1) | |||||||||||
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公開日 | 2025-01-16 | |||||||||||
タイトル | ||||||||||||
タイトル | 適者生存の恋愛劇 : ジーン・リースの『カルテット』再考 | |||||||||||
タイトル | ||||||||||||
タイトル | Rethinking Jean Rhysʼs Quartet : A Romantic Drama on the Survival of the Fittest | |||||||||||
作成者 |
井上, 正子
× 井上, 正子
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主題 | ||||||||||||
主題 | モダニズム, 1920年代パリ, 適者生存, 帝国主義, 家父長制 | |||||||||||
内容記述 | ||||||||||||
内容記述タイプ | Abstract | |||||||||||
内容記述 | ジーン・リースの長編第一作『カルテット』( 1928) は、二つの世界大戦にはさまれ、比較的穏やかな時代に登場した、いわゆる戦間期の文学である。19世紀末に生を受け、青年期に第一次大戦を経験した人間たちは、西洋的「理性」が生んだ未曽有の惨劇を目の当たりにすることで、価値観の転換を迫られたが、科学技術の発展がもたらす社会の変容もまた、人々の知覚や思考に劇的な変化をもたらした。戦争の記憶としては明示されていない本作においても、ヴィクトリア朝のお上品な伝統からモダンな価値観への揺らぎや、ヨーロッパ文明に対する危機感が、19世紀末から世紀転換期にかけて影響力をもっていた社会ダーウィニズムの流れを汲んだ適者生存の思想となって、作品全体に不吉な影を落としている。本稿では、男女の愛憎劇というメロドラマ風に展開される本作を、当時の時代思潮を色濃く映した戦間期文学として再定位したい。 | |||||||||||
出版者 | ||||||||||||
出版者 | 文教大学 | |||||||||||
出版者 | ||||||||||||
出版者 | Bunkyo University | |||||||||||
言語 | ||||||||||||
言語 | jpn | |||||||||||
資源タイプ | ||||||||||||
資源タイプ | departmental bulletin paper | |||||||||||
出版タイプ | ||||||||||||
出版タイプ | VoR | |||||||||||
収録物識別子 | ||||||||||||
収録物識別子タイプ | PISSN | |||||||||||
収録物識別子 | 09145729 | |||||||||||
書誌情報 |
ja : 文学部紀要 en : Bulletin of the Faculty of Language and Literature 巻 38-1, p. 69, 発行日 2024-12-31 |