@article{oai:bunkyo.repo.nii.ac.jp:00000249, author = {磯山, 甚一 and イソヤマ, ジンイチ and Isoyama, Jinichi}, issue = {1}, journal = {文学部紀要, Bulletin of The Faculty of Language and Literature}, month = {2004-09-01, 2009-02-25}, note = {E. M. フォースター作『インドへの道』は作者が第一次世界大戦直前にその当時英領であったインド亜大陸を訪問したことを契機にして書き始められたが、完成までには作者の個人的な事情も関係して長期間を要した作品である。彼が執筆を進めていたのはインド亜大陸に植民地支配から脱しようとする動きが活発になりつつあったころである。作者はこの作品を書く目的が政治的なものではなかったと断っているにもかかわらず、『インドへの道』はその当時のヨーロッパとアジアの植民地支配関係に色濃く彩られ、ヨーロッパ人のアジアの人々に対する考え方が浮き彫りになっている点では、政治的な小説である。本論考では、この小説においてごく当たり前に用いられている「インド」という呼称について考察を深める。手がかりは、題名「インドへの道」の意味と物語内容の齟齬、アングロ・インディアンという語の使用による「インディアン」の創出、ムガル帝国の記憶である。}, pages = {23--54}, title = {『インドへの道』論 (1) : インドという意識}, volume = {18}, year = {} }