@article{oai:bunkyo.repo.nii.ac.jp:00002709, author = {森島, 久雄}, journal = {教育研究所紀要, Bulletin of Institute of Educational Research}, month = {1999-12-01, 2013-06-26}, note = {この小論は、国語科だけの問題に留まることなく、教育課程改訂の背景にある、より巨視的な理念にも言及しながら、国語科の持つ今日的な可能性を以下3点にわたって論じる。①新教育課程で一躍注目された「生きる力」や「総合の学習の時間」については、もっぱらその対応を巡って広く議論されているが、国語科としては特に今さらのように、こうした“流行”を追っ掛けるには及ばない。あくまで国語科“不易”の原点たる〈言葉の力を育てる〉という基礎基本に徹して、学習活動を組み立てて行けばよい。②今回の教育改革の象徴たる「総合の時間」の学習を支えるのは国語科である。「国際化・環境・情報……」など、いかなるトピックスを扱おうと、その問題解決的な体験学習は児童生徒の言語活動ぬきにはありえない。また、国語科は本来的に“総合教科”であった。③今回の新指導要領には「心の教育」という理念がこれまでと同様に盛り込まれている。これからの国語科は、例えば、すぐれた文学作品の鑑賞指導や話し合い・作文などの学習活動を通して、子供たちの「感動を深め、心情を豊かにする」などの〈情意の教育〉に取り組んで行くべきである。}, pages = {21--28}, title = {いま、国語科は何ができるか: 国語科新指導要領をめぐって}, volume = {8}, year = {} }