@article{oai:bunkyo.repo.nii.ac.jp:00002714, author = {〆木, 一郎}, journal = {教育研究所紀要, Bulletin of Institute of Educational Research}, month = {1999-12-01, 2013-06-26}, note = {わが国は、教育改革を図ってからすでに半世紀が経過している。戦前の軍国主義の教育から民主的教育への戸惑いは、当時、大学卒業後すぐに小学校の教師になった元教師の教え子たちへの発言から垣間見ることができる。“あの頃はどうしてよいか分からなかった、ごめんなさいネ”と、昭和24年と28年の指導要領で教師のための手引きが示されてはいても、戦前の教育を受けて育った教師としては、思案に暮れる日々であったのである。教師たちは、戦後の混乱のなかで、自らの生活を守るためにも、子どもの民主的態度の育成のためにも懸命な努力を続けたのである。しかし、家庭や社会は果たしてどうであったか、変わっていることとそうでないところの狭間のなかで、その曖昧さが現代の子どもにかかわる多くの問題を引き起こす引き金になったといえないだろうか。戦後の過渡期を迎えて、新たな産業社会への変革や、政治や社会のシステムも変わろうとするなかで、わが国の伝統的な良い面を加味した、日本的民主主義社会の構築に向けての出発は始まったばかりなのである。                                                                    わが国は、人口構成も、すでに少子高齢化社会を迎えているが、如何なる状況下においても、子どもの教育と長寿社会のための基本である健康の保持・増進の条件として、適度な運動・スポーツの実践は欠くことができない重要な課題である。今回の学習指導要領の改訂によって、心と体のための学校体育が、生涯スポーツへの基礎・基本を身に付けるための発進地として、今まで以上に期待されるのである。ここでは、児童期の体育・スポーツ活動の重要性について、学校体育を中心として、児童を取り巻く周辺について述べたい。}, pages = {47--52}, title = {新・学習指導要領 私の期待すること : 小学校体育科を中心として}, volume = {8}, year = {} }