@article{oai:bunkyo.repo.nii.ac.jp:00000285, author = {齋藤, 正人 and サイトウ, マサト and Saito, Masato}, journal = {教育学部紀要, Annual Report of The Faculty of Education}, month = {2008-12-01, 2009-10-15}, note = {美術領域の課題[制作態度]として,①同時代感覚を作品に持ち込むこと.②社会的交流を可能とする表現の確立.このことが強く語られる.本稿ではそれらを可能とする美術手法の一つとして「引表現」を挙げる.実際に筆者の作品「日本様式」からの引用例を紹介し,引用表現の解読を試みた.作品を見て行く中で明らかになった引用の効果とは,社会とのイメージの共有性である.現在では美術と社会が共有するそのイメージの引用元が,マス・メディアに発信された情報自体対象になっていることがわかった.この引用行為は美術領域の情報操作時代を決定的なものにしている.事実,情報からの引用は現代美術の大部分を占めるようになってきており,それは国際的な美術展を見れば十分に証明ができる.問題なのは美術家が何を引用(選択)するのかと言うことである.この加速度的な時代にあっての美術領域は何を引用し,発見して社会に提案し得るのか.そこから見えてきたのは自国のアイデンティティーを持ちながら文化交流や多文化理解を可能とする美術領域の貴重な役割であった.社会と連動した創造行為としての引用表現は,国際的な芸術文化の役割を遂行する有効な美術手法であることが改めて強調された.}, pages = {115--125}, title = {今、「日本様式」を引用する事由 : 美術的考案}, volume = {42}, year = {} }