@article{oai:bunkyo.repo.nii.ac.jp:00002944, author = {石川, 洋子 and 井上, 清子}, journal = {教育学部紀要, Annual Report of the Faculty of Education}, month = {2014-12-01, 2014-12-20}, note = {文教大学教育学部心理教育課程の1年生109名に対して,同課程の3・4年生57名が,1年次の必修科目である「カウンセリング」の授業の一コマを使って,個人面接による20分間のピア・カウンセリングを行った.また,ピア・カウンセラーとしてのピア・カウンセリング体験の有無による大学生活や実習,職業への有用性の意識を探るために3年生全体の57名に調査を実施した. ピア・カウンセリング後は,下級生,上級生共に,自身や職業への有用意識が高まっていた.とくに上級生において,自分がピア・カウンセリングを行った下級生のPOMS得点の採点や感想を読んだ後で,自信を高めていた.気分変化を測定するためのPOMS短縮版での総合感情障害(TMD)の得点でも,下級生,上級生双方でピア・カウンセリング後にTMDの平均値が有意に低くなっていた. 3年生全体の調査では,実習などで人間関係などで困ったことが「かなり・多少あった」者が57.9%おり,一番困っている内容が,先生と接する場合のものであった.3年次でのピア・カウンセラー体験の有無により,実習,職業などへの有用性の意識に違いがあるかをみたところ,体験の有る者に有意に,心理学への興味や「自身の役に立つ」「実習やボランティアなどでカウンセリングのスキルが役立った」「職業に役立つ」,自分が一年次に体験したピア・カウンセリング体験が「役立った」と答えていた.カウンセリングが自分自身に役立つ理由では,「相手のためになる」という記述も見られ,相手を尊重し,相手に沿った対応を考え,それができるようになるためにも,ピア・カウンセラーとなる体験の意義が示されていた.}, pages = {71--78}, title = {ピア・カウンセリング体験と実習や職業への有用性}, volume = {48}, year = {} }