@article{oai:bunkyo.repo.nii.ac.jp:00000442, author = {関口, 安義}, issue = {2}, journal = {文学部紀要, Bulletin of The Faculty of Language and Literature}, month = {2004-01-01, 2009-12-15}, note = {芥川龍之介というと、これまではとかく書斎人であり、厭世家であり、社会的関心の薄い腺病質の芸術至上主義者のイメージがつきまとっていた。そうした芥川神話打破のために、わたしはこれまで①蘆花「謀叛論」の影響 ②中国視察旅行の意味 ③関東大震災と芥川 といった角度から芥川をとりあげ、実証に照らしてその歩みを見てきた。それによって、これまで言われてきたような作家象を超え、芥川龍之介は社会性と先見性に富む作家であったことを確認するに至ったのである。本論は、その延長線上にあるとしてよい。 ところで、ここで言う〈二人の将軍〉とは、「将軍」(『改造』一九二二・一)のN将軍と、「金将軍」(『新小説』一九二四・二)の金応瑞将軍を指す。これら二人の将軍を登場させた小説の中に、芥川龍之介の歴史認識を読もうとするのが、本論のねらいである。}, pages = {138--120}, title = {二人の将軍 : 芥川龍之介の歴史認識}, volume = {17}, year = {} }