@article{oai:bunkyo.repo.nii.ac.jp:00000459, author = {阿川, 修三}, issue = {1}, journal = {文学部紀要, Bulletin of The Faculty of Language and Literature}, month = {2002-10-01, 2009-12-17}, note = {中国近代における西洋型時刻制度の浸透、それに基づく時間意識の形成は、中国の近代化を論ずる上で重要な問題であるにもかかわらず、従来ほとんど手つかずの状態にあった。 本稿では、西洋型時刻制度の中国近代における浸透の度合いを、当時の知識人の日記に見える西洋型時刻表記と、中国最大の新聞『申報』に載った時計の広告から考察した時計の普及度とから推定し、それに基づき時間意識形成の問題に一つの仮説を立てた。 その結果、次のような仮説を得た。清末には、一部の知識人の間にのみ西洋型時刻制度が浸透し、それに伴い時間意識の変化、即ち西洋型時間意識の萌芽も現れてきたが、中国の知識人全般に西洋型時間意識が生まれ始めるのは、陽歴に改暦され、西洋型時刻制度が定着し始める、民国期、特に1910年代半ば以降を待たねばならない。}, pages = {42--63}, title = {中国近代における時間意識形成についての一考察}, volume = {16}, year = {} }