@article{oai:bunkyo.repo.nii.ac.jp:00000531, author = {中村, 修也}, journal = {教育学部紀要, Annual Report of The Faculty of Education}, month = {2009-12-01, 2010-02-01}, note = {日本と韓国の歴史教育に関しては,さまざまな政治的な要因が関わってきている.とくに日韓関係については,社会的なイメージも大きく立ちはだかっている.また,教育現場においても文部科学省という教育行政の関与も影響力を持っている. こうした前提の下で,我々教育者が考えなければならないのは,今後の日韓関係史教育が何を目指して行うかというスタンスの問題である.自然な流れに任せるというのも一つの立場であるし,国の独立性を強調するというのも一つの見解である.しかし,もし両国が近い将来に親密な関係になることを望むのならば,今とは異なる方法が存在する. ひとつには,韓国だけではなく,広くアジア諸国から第二次世界大戦における戦争責任の追及がなにに根ざしているかということをきちんと考えられる教育を行うことである.たんに金銭的・労力的賠償をすれば,歴史的戦争責任が解消されるというのは,あまりに単純な,そして一方的な考えであることを理解しなければならない. そして韓国側も,両国の関係の改善には教科書問題の追及が役に立たないこと.それはストレートに外交問題,政治レベルの問題であり,教育の問題ではないことを理解する必要があることを論じた.}, pages = {131--147}, title = {韓日歴史教育への一私論}, volume = {43}, year = {} }