@article{oai:bunkyo.repo.nii.ac.jp:00006710, author = {伊地知, 美知子 and Ijichi, Michiko}, journal = {教育学部紀要, Annual Report of The Faculty of Education}, month = {Dec}, note = {籠付浸染による浴衣地は両面に柄付けされているのが特徴的である.この染色法は一般に「籠染め」と呼ばれており,2 本の筒状の型の間に布を通すことにより両面同時に糊付けができ,細かい文様や縞柄を容易に且つ効率よく染め出すことができるというものである.籠染めにおける一連の工程には,(1)糊付け,(2)乾燥,(3)藍染め,(4)糊落とし,(5)天日干しがある.(1)は銅あるいは真鍮板に伊勢型紙1)を写し取り,円筒状に丸めた型2個の間に生地を通し,型を回転させながら防染糊を付着させる.糊付け後の生地は乾燥機に送られ(2),次に特殊な染色槽の中で連続的に染められる(3).糊は以前近隣の川で洗い流していたが,昭和30 年以降は機械化された工場内の水元で行うようになった(4).糊落としの済んだ生地は,1 反ごとに張り手に挟み天日の下に平干しにする(5).染め出される文様は裏表同じ柄の型を使用し,その柄をよりくっきり表す場合もあるが,裏変わりとして異なる型を使用した,縞や格子に花鳥風月柄との組み合わせが多く見られる.}, pages = {185--195}, title = {籠付浸染の技法とその文様}, volume = {49}, year = {2015}, yomi = {イヂチ, ミチコ} }