@article{oai:bunkyo.repo.nii.ac.jp:00006738, author = {船山, 智代 and フナヤマ, トモヨ and Funayama, Tomoyo}, journal = {教育学部紀要, Annual Report of The Faculty of Education}, month = {2016-12-20, 2018-03-28}, note = {化学を基盤として学生に卒業研究の指導を行うなかで,わたしは,学生には研究テーマに自主的に取り組む能力が育まれている者とそうでない者がいると感じ,この顕著な違いが何に依るのか考察した.自主的に取り組むことが出来る学生とは,化学の基本概念を深く理解し,概念を自分のものにして知識に変え,活用出来る学生と言える.そこで本稿は,化学の基本概念の理解と活用を繋ぐ因子が何であるか,はじめに自身が本学で実施して来た化学の講義と実験の授業内容の振り返りに基づき検討し,次に学生間の化学の基本概念の理解の「深さ」が異なる要因について,学習の内的活動,外的活動の能動性を共に重視するディープ・アクティブラーニングの観点から考察した.授業内容の振り返りからは,授業はアクティブラーニングの特徴を持ち,内化(知識の習得)と外化(習得した知識を課題の解決に適用することによる知識の再構築)を含んでいると言えた.ディープ・アクティブラーニングの観点からは,学生間の化学の基本概念の理解の「深さ」の違いは,学習の内的活動における能動性の違いであり,「内的活動の高さ」が概念の活用に必要な因子になっていると考えられた.また,概念の深い理解には,内化だけでなく,外化,つまり化学の基本概念である原理を理解して知識とし,習得した知識(原理)を道具として使いこなすことが必要とされることから,化学の基本概念の理解と活用を繋ぐもう1つの因子として「化学の原理の知識化」が考えられた.今後の課題として,学生の学習における内的活動の能動性を高める因子を見出すとともに,原理を知識化する要因について検討し,授業改善に生かしたい.}, pages = {263--270}, title = {化学の基本概念の理解と活用を繋ぐ印紙の検討 : 化学の授業内容の振り返りとディープ・アクティブラーニングの観点から}, volume = {50}, year = {} }