@article{oai:bunkyo.repo.nii.ac.jp:00007008, author = {森, 恭子}, journal = {生活科学研究, Bulletin of Living Science}, month = {2016-03-30, 2018-04-06}, note = {本稿は、社会統合の概念を若干整理し、難民の社会統合とSC の関連について明らかにすることを目的とする。社会統合の概念については、地域統合において移民・難民の移動が活発な欧州連合(EU)の委員会等の文献や報告書を中心に整理する。また難民の社会統合については、主にイギリス内務省の委託報告書「統合の指標」を踏まえSCとの関連について論じる。 社会統合の概念は、EU の社会統合政策の動向を踏まえると、移民と受入れ社会との双方向のプロセスとして今日的には捉えられてきており、個人のアイデンティティ・権利の尊重、差別の排除、参加の促進等が重要な要素であった。そしてイギリスの難民の社会統合をみるとき、その双方向のプロセスを促進する方策として、統合の他の指標と並んでSC に依拠した社会的つながりのタイプ― 結合、橋渡し、連結が重視されていた。結合的なつながりは、難民のアイデンティティを保持することに寄与し、同化ではない社会統合を円滑に促進できると肯定的に捉えられていた。また、社会統合には客観的統合ともに主観的統合についても無視できず、主観的統合においてもSC の果たす役割が期待され、社会参加に加え社会貢献の感覚も重要な要素となることが推察された。}, pages = {43--52}, title = {社会統合の概念とソーシャル・キャピタル}, volume = {38}, year = {} }