@article{oai:bunkyo.repo.nii.ac.jp:00007019, author = {齊藤, 功高}, journal = {生活科学研究, Bulletin of Living Science}, month = {2016-03-30, 2018-04-19}, note = {1970 年代から1980 年代中ごろまで、南米の多くの国は、軍事独裁政権を経験し、誘拐、拷問、政治的反対者の暗殺、強制失踪という組織的な慣行を促進させた政府による支配を経験した。その後1980 年代中ごろから、南米の多くの国は、軍事権威体制から、民主主義体制へと移行した。このような軍事独裁政権から民主主義体制へと移行する過程における人権の進展に、人権NGO はどのような影響を及ぼしたのかを以下の内容に従って検証した。1 では、南米諸国の人権状況における人権NGO のネットワークの必要性を述べ、1 ⑴では、南米における国際人権NGO の活動と、1 ⑵では、南米における国内人権NGO の活動を取り上げた。2 では、人権NGO の活動が人権の進展にどのような影響を及ぼしたかを、2 ⑴で、国内に政府と対抗する人権組織が存在する場合と、2 ⑵で、国内に政府と対抗する人権組織がない場合を取り上げ、前者の例として、⒜チリの場合と⒝アルゼンチンの場合を挙げ、後者の例としてグアテマラの場合を挙げた。この分析から、①人権NGO は人権ネットワークを形成することによって推進力が生まれる、②そのネットワークに国内NGO が参加することによって、一国の人権状況を変えていく力が生まれる、③人権NGO が人権侵害国に最も影響力を持っている大国と協働すると、人権侵害国に大きな変化が生まれる、ことを検証した。もちろん、国際NGO のネットワークだけでも、人権の進展に影響を及ぼすことはできるが、人権侵害国の人権活動家と共闘してこそ、人権進展への変化のスピードは増していく。しかも、人権侵害国に最も影響を持っている国と協働すると、その効果は大きくなる。}, pages = {143--153}, title = {南米諸国の人権状況におけるNGOの影響}, volume = {38}, year = {} }