@article{oai:bunkyo.repo.nii.ac.jp:00007060, author = {高井, 和夫}, journal = {生活科学研究, Bulletin of Living Science}, month = {2017-03-30, 2018-09-13}, note = {子ども期の体力低下と不活発を背景とする心身発達への弊害が懸念される中,身体活動による基本的運動技能への恩恵と介入実践方策について関心が注がれ,そしてなぜ身体活動が認知機能を改善するのかについて実証的な説明が期待される.本研究では上述の鍵概念に関する主要総説を概観するとともに,今後の研究課題を展望した.まず,身体活動と基本的運動技能の関連性については,ボール技能などの対象操作と歩行などの移動能力に一貫した貢献が認められ,神経系と一般型に固有の特徴を現す発達期での調整力への影響も示唆された.次に,身体活動,体力,体育授業による認知機能への影響に対しては正の恩恵が認められたが,低下を報告する研究が少ないゆえ解釈には慎重を期する.さらに,その学業成績への恩恵は算数に認められたが,国語や学習スキル(注意力)などには期待される効果は見い出されなかった.身体活動と認知機能の関連性を説明する機序については依然未解明であり,社会的期待と報告は多いが実証レベルでは議論の余地があるゆえ,今後より統制された介入方法等の改善が求められる.}, pages = {193--204}, title = {幼少年期の身体活動による実行機能への恩恵に関する研究動向}, volume = {39}, year = {} }