@article{oai:bunkyo.repo.nii.ac.jp:00007157, author = {渡邉, 大 and ワタナベ, ダイ and Watanabe, Dai}, issue = {1}, journal = {文学部紀要, Bulletin of The Faculty of Language and Literature}, month = {2016-09-01, 2018-05-26}, note = {顧炎武は、明末の学風を、空疎不学、空疎無用なものとして批判し、経世致用のための実学を標榜した。それは、本来、現実社会への関心のもと、経史を渉猟することで、諸制度の源流・沿革を明らかにし、その知見を実際の政治に活かそうと企図するものであった。しかし、その一方で、古に鑑みるという姿勢から、正名、復礼といった復古的主張をともなうこととなった。また、顧炎武の学問の特徴である、博学かつ実証主義的な手法は、必然的に対象の拡大や精度の向上を目指すものとなるため、後の考証学評価へと繋がっていくような、考拠のための考拠へと向かう傾向が当初から胚胎されていた。}, pages = {156--134}, title = {顧炎武の考拠と経世 : 『日知録』「郡県」条をてがかりに}, volume = {30}, year = {} }