@article{oai:bunkyo.repo.nii.ac.jp:00007278, author = {渡邉, 大 and ワタナベ, ダイ and Watanabe, Dai}, issue = {1}, journal = {文学部紀要, Bulletin of The Faculty of Language and Literature}, month = {2017-09-15, 2018-07-12}, note = {本稿は、章学誠の主著である『文史通義』『校讎通義』からその著述観について考えようとするものである。前号掲載の上篇においては、章学誠が六経皆史説とともに唱えていた古人不著説は、後代における個人の著述を否定するものではないこと、『文史通義』は著述のあり方について、『校讎通義』は学術のあり方について、体系的・通時的に考察するものであること、それらはいわば校讎学的思考ともいうべきものに支えられていたということ、また、章学誠の校讎学的思考は『漢書』藝文志の研討によって培われたものであることなどを指摘した。◆今号掲載の下篇においては、章学誠の校讎的思考は、義理・考拠・詞章が対立していた当時の学術のあり方に対しても向けられていたこと、道の展開、道の一端として、個人の著述が位置づけられていたこと、著述の条件として個人の性情と一家言が重視されたこと、章学誠が手がけた地方志編纂においてもそのような主張を実践すべく意図されていたこと、章学誠の学術史における意義は「辨章学術」「考鏡源流」という立場から学術史・著述史を総括しようとした点にあるということを明らかにした。}, pages = {172--156}, title = {章学誠の著述観(下)}, volume = {31}, year = {} }