@article{oai:bunkyo.repo.nii.ac.jp:00007294, author = {楊, 櫻}, issue = {1}, journal = {文学部紀要, Bulletin of The Faculty of Language and Literature}, month = {2018-09-15, 2018-09-15}, note = {本稿は江浙在来糸の輸出価格が下落・低迷した1870年代後半から1890年代前半までを対象とし、生糸の流通機構の実態と、それに規定された世界市場への包摂の過程を検討する。1870年代後半以降、上海の輸出価格はロンドンの糸価に規定されるようになり、世界市場への統合が開港場上海に及んだ。しかし、この時期の内地市場における糸価は、上海価格と連動せず、国際市場から相対的に自立性を維持していた。その要因は、国際市場から独立した国内生糸市場の存在とともに、当時の内地市場の構造が関係している。この時期の中国の流通機構は伝統的な非組織的性格をかなり維持しており、それが世界市場への包摂を開港場のみに限定し、内地市場の掌握を阻んでいたのである。}, pages = {19--44}, title = {国際生糸市場再編下の江浙生糸市場:1870~90年代}, volume = {32}, year = {} }