@article{oai:bunkyo.repo.nii.ac.jp:00007421, author = {石川, 洋子 and イシカワ, ヒロコ and Ishikawa, Hiroko}, journal = {教育学部紀要, Annual Report of The Faculty of Education}, month = {2018-12-20, 2019-03-26}, note = {実習生の領域「人間関係」に関する子どもの発達への気づきとその指導のあり方に関する理解を検討するため,質問紙調査を実施した.質問は,実習時における「人間関係」に関する子どもの発達と保育者の指導に関して,項目ごとに実践の場で見聞きし気づいたかどうか,またその発達援助のために保育者がどのような保育実践をしていたかを尋ね,自由記述されたものについて分析検討した. 調査結果より,各年齢にある子どもたちの人間関係の発達において,外側から見える言動への気づきはあるものの,子どもの意図するところや内面への気づきは難しいこと,人間関係の発達援助のための保育者の実践を読みとることはさらに難しいことがわかった.しかし,学年差が大きいことから,経験や授業での振り返り,確認などが有効であろうことが示唆された. 実習の振り返りの時期や手立ても工夫も必要とされる.本研究のように,実習直後に項目ごとに振り返りを記述することで,より自分のものとして確認することもできるが,保育のVTRを見て,子どもの意図や内面,保育者の意図や実践を議論することも有効かもしれない.より一層丁寧な実習生指導の必要性が感じられた. また,とくに,小学校教育へとつながる項目への気づきと援助が読み取れていない.5歳児までの教育は園内で見ることができ,次のステップを見通した援助のあり方を見つめることはできるが,小学校教育の内容を見通した5歳児への援助を考えることは難しいと思われる.これは保育者にとっても同様であろう.幼保小連携の重要さを考えるとき,教育内容を互いに理解することやそのすり合わせをすることは,現場の教員にとっても大きな課題となっているのではないだろうか.}, pages = {77--87}, title = {実習生の領域「人間関係」指導の理解}, volume = {52}, year = {} }