@article{oai:bunkyo.repo.nii.ac.jp:00007457, author = {高井, 和夫}, journal = {生活科学研究, Bulletin of Living Science}, month = {2019-03-30, 2019-04-19}, note = {本研究の目的は,遊びと学びの滑らかな接続を実現し,「生きる力」の基礎を培う上での「質の高い運動遊び」のあり方とその心理社会的発達への恩恵について文献的な検討を試ることであった.この検討において,「質の高い運動遊び」を通じた「調整力」の学びと育ち,及び「質の高い運動遊び」を説明するGuided playの役割,を明らかにするよう関連研究を概観した.前者について,「生きる力」の基礎を育むに資するよう発達特性に応じて,「主体性」と「楽しみ」を尊重し,多様な動きの経験を促す運動遊びは,基本的な動き及び調整力の習得につながることが示唆される.特に運動遊びを通じた基本的な動き,及び調整力の習得には,幼児期に著しい発達を示す実行機能の役割が大きく,運動の調整がままならぬからこそ,環境との相互作用が必要となり,自ずと実行機能が働くと推測される.後者の問いについては,幼小接続の議論における「10の姿」を培う上でのGuided playの役割への期待と効力について論点整理がなされた.ここでも「遊び」と「学び」を滑らかにつなぐ上で自由遊びと直接的教授の中間に位置するGuided playの「学習成果」への効力が示唆されたが,「遊びの手段化」に矮小化されることなく,「遊び込み」と「遊びを通じた総合的指導」の過程における人的・物的環境との相互的な関わり合いに「遊び」の本質的な役割がある,と再認識された.}, pages = {37--47}, title = {子どものこころと体の調整力を育む「質の高い運動遊び」に関する研究動向}, volume = {41}, year = {} }