@article{oai:bunkyo.repo.nii.ac.jp:00007567, author = {Vasiljevic, Zorana}, journal = {言語と文化, Language and Culture}, month = {2018-03-16, 2020-05-14}, note = {L2語彙習得に関する文献において、語彙学習は明示的なものと暗示的なものに区別される。学習者が学術もしくは職業上の目的でL2を必要とする場合、豊かで明示的な語彙指導は上位2,000~3,000語の高頻度語と特定分野の語彙に集中するべきだと論じられる。その一方で、低頻度語の習得は、語源で単語を覚えたり文脈から語彙を推測するなど適切なストラテジーを学習者に指導することで促進させる。 英語には多数の低頻度語が存在すること、そして指導者は限られた時間の中で明示的な語彙指導を行わなければならないことを考慮すると、学習者の適切な学習ストラテジーの習得を支援することが彼らのL2語彙の発展に非常に重要であることはほぼ間違いない。しかし、第二言語学習者の語彙発達を確実なものとするためには、ストラテジー訓練は十分ではない可能性があることを示唆する実証研究の証拠が次第に増えてきている。本稿は、L2語彙の学習ストラテジーとして文脈から語彙を推測するストラテジーの有効性に関する研究のレビューを行うことを目的とする。本稿は、三つの部分に分かれている。まず、文脈からの語彙学習に賛成する論点のレビューを行う。次に、文脈から推測する語彙学習ストラテジーの有効性に関する第二言語研究の結果を示し、ストラテジー指導・使用に関する一般的な虚構や誤解を取り上げる。最後に、研究成果を授業に応用するための様々な方法について論じ、明示的な語彙指導をストラテジー訓練に統合するための実践的な提案を行う。本研究の成果は、指導者が暗示的なL2語彙学習に関する虚構を現実から区別し、生徒に利益のあるアクティビティや経験について適切な判断を行うのに役立つだろう。}, pages = {219--265}, title = {Learning L2 vocabulary from context: Myths and reality}, volume = {30}, year = {} }