@article{oai:bunkyo.repo.nii.ac.jp:00007689, author = {井上, 清子 and イノウエ, キヨコ and Inoue, Kiyoko}, journal = {教育学部紀要, Annual Report of The Faculty of Education}, month = {2019-12-20, 2020-03-19}, note = {大学生に対するASRS-screenerの信頼性と妥当性を検討するために,大学生431人を対象として,質問紙調査を行った.ASRSの内的整合性による信頼性を検討するため,クロンバックのα係数を求めたところ,α=.65であった.93人を対象として,4週間後に2回目の調査を行った.再テスト法による信頼性相関係数はρ=.69で,ある程度の信頼性が確認された.一方で,大学生の適応状況や自己評価の不安定さも考慮する必要性が示唆された.ASRSの妥当性を検討するために,ASRSの合計得点とCAARS日本語版の9つの下位尺度項目について,相関分析を行った.ASRS合計得点は,CAARSの「自己概念の問題」のみ弱い正の相関であったが,「不注意・記憶の問題」「多動性・落ち着きのなさ」「衝動性・情緒不安定」「DSM-Ⅳ不注意症状」「DSM-Ⅳ多動性・衝動性症状」「DSM-Ⅳ総合ADHD症状」「ADHD指標」のいずれにおいても中程度の正の相関がみられた.本調査では,ASRS-screenerで13.2%が陽性で,擬陽性が多く含まれているものと推測された.自覚的には,不注意や多動性・衝動性などのための困難感や不適応感を抱いているものが少なくないことが推察され,その気持ちに寄り添う支援の第一歩としてASRSは有用であると思われた.}, pages = {37--45}, title = {大学生を対象としたASRS-screener(成人期ADHD自己記入式スクリーニングテスト)の妥当性と信頼性についての一考察}, volume = {53}, year = {} }