@article{oai:bunkyo.repo.nii.ac.jp:00007698, author = {船山, 智代 and フナヤマ, トモヨ and Funayama, Tomoyo and 小畑, 謙仁 and Kobata, Kento}, journal = {教育学部紀要, Annual Report of The Faculty of Education}, month = {2019-12-20, 2020-03-23}, note = {大学で化学を学ぶ初年次生を対象とし,植物の「葉」を用いて,生命の階層性の理解に役立つ化学実験を作成することを目標に研究を始めた.はじめの検討として,化学反応に耐えるように,クチクラ層が発達しているヤブツバキと,比較としてアジサイの葉を試料に用いて,「組織における生命活動と物質」の関連の理解を目的とした化学実験の作成を試みた.講義及び観察と実験から,①葉が持つ階層性と機能について学ぶと共に,②各層に含まれる分子と,その物性と機能について学んだ上で,①と②の両者を対応させ,生命活動と物質の関連の理解に結びつけることを意図している.今回,呈色反応を用いて葉からの物質検出の予備実験を行い,実験の構成と概要について検討した.実験は,クチクラを除去後,柵状組織の葉緑体から葉緑素を溶出させた後,キサントプロテイン反応,ヨウ素デンプン反応により順次,葉に含まれている代謝物質の検出を試みた.その結果,呈色反応により代謝物質の存在は確認出来たが,今回試みた実験から組織を限定して物質を検出することは難しく,各層と対応させるには場所を限定して物質を検出する工夫が必要と考えられた.今後,物質の局所検出の方法を検討し,組織を起点に階層へと研究を進めたい.}, pages = {139--148}, title = {生命の階層性の理解に役立つ化学実験の研究(その1):ヤブツバキとアジサイの葉を試料として}, volume = {53}, year = {} }