@article{oai:bunkyo.repo.nii.ac.jp:00007899, author = {中村, 修也 and Nakamura, Shuya}, journal = {教育学部紀要, Annual Report of The Faculty of Education}, month = {Dec}, note = {『宗湛日記』天正十五年六月十四日の記事を検証した。その結果、まず、秀吉が箱崎に到着した日時に誤りがあった。さらに『宗湛日記』の天正十五年三月二十七日朝に「ヌシヤ源三郎」茶会の記事があるが、『松屋会記』にはこの日の茶会記が存在しない。また、この茶会は布袋茶入の命名由来を述べた茶会として有名だが、布袋茶入が利休以後の所持者に関して謎があり、この時に利休が布袋茶入を所持していたかが問題であることが分かった。さらに「ヤキ茶碗」に関しては、「焼茶碗」ではなく、「薬器茶碗」の可能性を示した。◆最後に、利休が茶会を開催した筥崎宮の燈籠堂は存在したが、その中で茶会を開いたのではなく、その傍らに新しく茶室を建造したと推測された。この十四日の利休・紹安の新茶室は、青萱・青松葉などの共通性からいって、同年六月二十五日朝の秀吉を招いた宗湛茶会で使用された新茶室からの創作の可能性を考えた。}, pages = {318--310}, title = {『宗湛日記』天正十五年六月十四日利休茶会について}, volume = {54}, year = {2020}, yomi = {ナカムラ, シュウヤ} }