@article{oai:bunkyo.repo.nii.ac.jp:00007959, author = {豊泉, 清浩 and Toyoizumi, Seikou}, journal = {教育学部紀要, Annual Report of The Faculty of Education}, month = {2021-12-20, 2022-06-02}, note = {ヤスパースの哲学において,実存とは真の自己存在を意味するが,実存は超越者との関係においてのみ存在する.ヤスパースは,超越者がわれわれ人間に対して発する言葉を「暗号」と名づける. 本稿では,ヤスパースの後期哲学における哲学的信仰との関係において,彼が暗号概念をどのように理解し使用しているかについて考察する.その際,主として『啓示に面しての哲学的信仰』(1962)およびザーナーが編集した『超越者の暗号』(1970)をテクストとする. 本稿では,まず暗号の本質として,超越者と暗号の関係を考察し,次に暗号の領域における闘争について見て,それから実存的状況における暗号,つまり実存と暗号の関係を探る.さらに,暗号と神性の関係,超越者の言葉としての暗号の意味について考察する.それゆえ本稿の目的は,ヤスパースにおける暗号概念が実存の倫理的生き方といかに関連するかを明らかにすることにある.}, pages = {25--35}, title = {ヤスパースにおける「暗号」概念に関する一考察:実存の倫理的生き方との関連において}, volume = {55}, year = {} }