@article{oai:bunkyo.repo.nii.ac.jp:00007961, author = {浅野, 信彦 and アサノ, ノブヒコ and Asano, Nobuhiko}, journal = {教育学部紀要, Annual Report of The Faculty of Education}, month = {2021-12-20, 2022-06-02}, note = {本論文は,学校におけるカリキュラム・マネジメントを「知識実践」の理論によって把握することの妥当性と意義を検討することを目的とする.「知識実践」とは,野中郁次郎・竹内弘高が1995年に提唱した「知識創造」の概念を2019年に再定義したものである. これまで,学校は企業とは異質の存在であると捉えられ,イノベーションをもたらす組織の特質を把握することは,学校改革という文脈では研究課題とされてこなかった.しかし,各学校で「カリキュラム・マネジメント」の充実を図るため「よりよい学校教育を通してよりよい社会を創る」という目標を社会と共有することが必要とされている現在,学校組織にもイノベーションが求められている. そこで,野中・竹内の理論が「知識創造」から「知識実践」へと変化した過程を跡づけ,「知識実践」の理論を参照しつつ,久喜市立久喜小学校の事例をもとにカリキュラム・マネジメントが学校組織にイノベーションをもたらす可能性を考察した. 学校のカリキュラム・マネジメントを「知識実践」の理論によって把握することは,学校組織に持続的イノベーションがもたらされる動態を,校長のリーダーシップの発揮や教師集団による知識創造および教師個人の実践知の育成という全体プロセスに即して把握できる利点をもつ.加えて,カリキュラム・リーダーの役割行動に組織変革の側面から迫る視点を提供する意義をもつ.}, pages = {47--57}, title = {知識実践としてのカリキュラム・マネジメント:持続的イノベーションをもたらす学校組織の把握に向けて}, volume = {55}, year = {} }