@article{oai:bunkyo.repo.nii.ac.jp:00007963, author = {藤森, 裕治 and Fujimori, Yuji and 岡嶋, 美咲 and Okajima, Misaki}, journal = {教育学部紀要, Annual Report of The Faculty of Education}, month = {2021-12-20, 2022-06-02}, note = {昨今,予測不可能性に満ちた現代社会を生き抜く人材育成を目指した教育改革が世界的潮流となり,中核的な資質・能力として汎用的能力が取り上げられている.しかしながら,これを獲得するための基盤となるべき要素が現行の教育実践場面においてどのように観察されるのかについては,未解明の部分が多い.そこで本稿では,通常の教育課程で行われる一般的な初等教育実践場面において,学習者が汎用的能力獲得の基盤となる言葉の力(汎用的言語能力)をどのように涵養しているか,生態的に示すことを目的とした.また,その方法論として民族誌的アプローチを採用し,小学校第2学年の教室で,8か月間にわたる長期参与観察が行われた.研究の結果,汎用的言語能力として以下の4要素が観察された.①五感でとらえ言語化すること,②「辞」に注目すること,③見立てること,④きくこと,である.これらは汎用的能力の構成要素のうち,「人間関係形成・社会形成能力,自己理解・自己管理能力」と深くかかわり,児童が学級文化の中で良好な人間関係を構築し,協働的なコミュニケーションを行い,学びを主体的・対話的に展開するための基盤的な言葉の力として位置づけられることが示唆された.}, pages = {77--93}, title = {汎用的言語能力における一考察:教科・領域を横断した民族誌的アプローチを用いて}, volume = {55}, year = {} }