@article{oai:bunkyo.repo.nii.ac.jp:00007965, author = {石川, 洋子 and イシカワ, ヒロコ and Ishikawa, Hiroko}, journal = {教育学部紀要, Annual Report of The Faculty of Education}, month = {2021-12-20, 2022-06-02}, note = {ふり遊びが象徴的思考へつながることが指摘され,これと共に大人の関わりの重要性が注目されている.これは,低年齢児の教育を担っていく保育者にとっても大きな課題であり,どのように関わりを積み重ねていけばよいのか,0~2歳児のふり遊び・見立て遊び等に焦点をあて,子どもの言動や保育者の関わり,遊びの変化が記述されたエピソードを分析検討した. 0歳児では,保育者は道具を使い,子どもに真似をさせながら遊びを教えていた.さらに物を道具としてだけではなく,それ以外の使い方をしながら遊びを教えていた.その物に,通常とは違う別のイメージを乗せることを教えているのかもしれない.また子どもに「ふり」も見せていた.言葉も伝えており,擬音語・擬態語のいわゆるオノマトペもよく用いられていた.1歳児クラスでは,保育者はふり遊びでは日常生活の中でよく目にする物や行為を使っていた.真似やふりを引き出しながら,そこに言葉も乗せていた.2歳児クラスでは,ふり遊びは単なる言葉や行為の真似ではなく,特定の文脈を持たせるようにしていた.保育者は,イメージを広げる関わりも行っていた.友だちを意識し,子ども自身が自分のふり遊びに入れることもし始めていた. 保育者は,ふり行為が一時的な模倣にとどまらず,イメージしたり,ストーリー性を持つものに移行できるよう,また,仲間とも同じイメージが共有できるよう援助していた.保育者には,子どもがイメージしたり考えたりストーリーを持たせたりすることの意味と意義を十分に把握し,子どもとの関わり援助を行うことが求められる.}, pages = {111--121}, title = {保育者のふり遊びへの関わり:0~2歳児に焦点をあてて}, volume = {55}, year = {} }