@article{oai:bunkyo.repo.nii.ac.jp:00007967, author = {川浪, 葵 and 畔柳, 郁美 and 高井, 和夫}, journal = {教育学部紀要, Annual Report of The Faculty of Education}, month = {2021-12-20, 2022-06-02}, note = {就学前教育とその後の発達期への恩恵に対して大きな社会的な関心が寄せられる中,保育・教育の「量的拡充」と「質の向上」について議論が進む.その「質」は一義的に定まるものではないが,「子どもにとってどうか」の視点から「遊びに関わる子どもの主体性」とそれを取りまく「多層で多様な要素」の関連性を理解することが重要である.そこで本稿では幼児の遊びにおける「質」の在り方を検討するため,上述の視点から先行研究を整理するとともに,事例研究を踏まえながら,子どもの「主体性」がどのような「要素」との関係性から育まれていくのか理解を試みた.その結果「質」の高い遊びには,子どもの「主体性」が「柱」として貫かれていること,「主体性」という「柱」を育むため「遊び」,「仲間」,「環境」,及び「援助」が多層の構造となって相互に作用していること,が示唆された.ここでは保育・教育の「教育的機能」に焦点を当てるに止まったが,鯨岡が指摘するように「養護の働き」と「教育の働き」のバランスが子どもの「主体性」の学びと育ちに大きな役割を果たすゆえ,今後の検討を要する.}, pages = {133--149}, title = {幼児の「主体性」を育む質の高い遊びについて}, volume = {55}, year = {} }