@article{oai:bunkyo.repo.nii.ac.jp:00007975, author = {久保村, 里正 and クボムラ, リセイ and Kubomura, Risei}, journal = {教育学部紀要, Annual Report of The Faculty of Education}, month = {2021-12-20, 2022-06-02}, note = {小論は「ものつくり」の基礎としての造形材料に着目し,その現状と教育の意義について論じている. バウハウスにおける造形材料の捉え方は,バウハウス教育課程図表に示されているように,素材・材料体験をカリキュラムの中へ体系的に位置づけているのに対して,美術において材料は体系的に位置づけられることなく,各表現領域の中で表現と関連づけ使用する素材として五月雨式に指導がなされてきた. 現代の日本の造形教育でも建築においては所定の教育機関や建築士試験において法令に遵守し安全で快適に過ごせる建物を造るという目的のため,建築材料が明確に規定されているのに対して,美術の場合は物理的科学的な面ではなく審美的な面から立体構成を捉え,表現主体の発想トレーニングとして造形材料を関連付けて指導してきた.この様な材料教育の位置づけは,その知識と経験不足から制作時や展示の際に事故につながる事例も多々あり,美術教育の課題だといえる.そこで小論では安全性の面と,フォトグラムやメディアアートなどにみられるように新しい素材や技術による表現の革新や,造形遊びなどにみられるような材料を基点とした個々に創意工夫をこらした表現を中心とした材料教育のあり方の発想の面から,美術教育における横断的な造形材料の教育の確立の意義を示した.}, pages = {257--266}, title = {造形材料の歴史と現状:基礎造形における造形材料1}, volume = {55}, year = {} }