@article{oai:bunkyo.repo.nii.ac.jp:00008004, author = {登張, 真稲}, journal = {生活科学研究, Bulletin of Living Sciences}, month = {2022-03-31, 2022-07-22}, note = {最初に、同一視についての文献と研究をもとに、同一視がヒトの発達にどのような役割を果たすのかについて考察した。また、共感についての臨床心理学と発達心理学における理論と研究をもとに、共感がヒトの発達にどのような役割を果たすのかについて検討した。同一視はヒトの発達において重要な役割を果たすが、必ずしも成長につながらない場合もあると考察された。共感については、臨床家のコフートとロジャーズは、親やセラピストの共感がヒトの発達に重要な役割を果たすことやそのプロセスを論じている。社会化の理論でも、親の共感が幼児期の子どもの発達に重要な役割を果たすことを指摘している。これらの理論をもとに行われた実証的研究からは、親の共感が子どものポジティブな能力の発達にプラスの影響を与えることが示唆された。同一視も共感も複合的な概念で、無意識の部分を含んでいる。ヒトの発達には、こうした意識しにくい心的メカニズムが重要な役割を果たすことが示唆された。}, pages = {43--55}, title = {同一視と共感がヒトの発達において果たす役割について}, volume = {44}, year = {} }