@article{oai:bunkyo.repo.nii.ac.jp:00008199, author = {豊泉, 清浩 and トヨイズミ, セイコウ and Toyoizumi, Seikou}, journal = {教育学部紀要, Annual Report of The Faculty of Education}, month = {2022-12-24, 2022-12-24}, note = {ヤスパースは,初期の精神病理学研究及び心理学研究において,「了解心理学」という立場であった.まずこの了解が,ヤスパース哲学において「交わり」へ発展したことを明らかにする.   ヤスパースの主著『哲学第2巻実存解明』(1932)において,最も高度な交わりで真の交わりといわれるのは「実存的交わり」である.『哲学』では,プラトンの対話篇における対話を実存的交わりと認めなかった.しかし,第二次世界大戦後の『大哲人たち第1巻』(1957)の「プラトン」についての論述において,プラトンの対話篇にも実存的交わりが描かれているという見解へ改めている.この展開を,実存的交わりを限定的な二者間の交わりと捉える立場から,理性的な人間同士の真理を求めて行なわれる真摯な対話を含める立場への展開と見る.この展開と同様なことが,医師と患者の関係についての論述にも見られる.  それゆえ本稿の目的は,ヤスパース教育哲学における交わり概念の展開を,実存的交わりの解釈の拡大と見て,その広がりを対話法におけるソクラテスの見地からプラトンの見地への展開と捉えることにある.}, pages = {157--169}, title = {ヤスパース教育哲学における「交わり」概念の展開について:ソクラテスからプラトンへの観点から}, volume = {56}, year = {} }