@article{oai:bunkyo.repo.nii.ac.jp:00008211, author = {南雲, 功 and ナグモ, イサオ}, journal = {生活科学研究, Bulletin of Living Sciences}, month = {2023-03-31, 2023-03-31}, note = {直観を通して現象を概念化・体系化する活動を学、概念を個別事象へと具象化する活動を術とした。十九世紀から二十世紀にかけて様々な分野で普遍概念が崩壊し、学的活動の多くが後退したことにより、学術研究が術の活動となっている。しかし、学と術の明確な意識がなされないまま、功利的目的における学術研究が興隆を極めている。術は、個別事情に即して、経験と教養に裏打ちされた活動であるべきものを、学への意識により個別事情を一般化し、マニュアル的に対応されている。混迷を深める現代において、人間の理念を希求する学と、個別事情に即した術の再生を、学術の様態に求める時期にあるであろう。このような状況を踏まえて、日本古来の学術観を参考に、学と術のあり方について論考を行った。学の目指す目標を普遍におくのではなく、常に反省と修正が可能な理念におく学の再構築と、術者の人生の総合としての高みをめざす術への修練、さらに術の享受者の積極的関与などが求められるであろう。}, pages = {51--61}, title = {直観と概念の観点からの学術論}, volume = {45}, year = {} }