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「うちとくる」女性の非貴族性 : 『源氏物語』の用例から
https://bunkyo.repo.nii.ac.jp/records/428
https://bunkyo.repo.nii.ac.jp/records/4283c7148ef-95f4-44e4-868c-3d622505b2f4
名前 / ファイル | ライセンス | アクション |
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Item type | 紀要論文 / Departmental Bulletin Paper(1) | |||||||||||||
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公開日 | 2009-12-10 | |||||||||||||
タイトル | ||||||||||||||
タイトル | 「うちとくる」女性の非貴族性 : 『源氏物語』の用例から | |||||||||||||
タイトル | ||||||||||||||
タイトル | Ignoble behavior for woman, "Uchitokuru" : in Genji | |||||||||||||
タイトル | ||||||||||||||
タイトル | ウチトクル ジョセイ ノ ヒキゾクセイ ゲンジ モノガタリ ノ ヨウレイ カラ | |||||||||||||
言語 | ||||||||||||||
言語 | jpn | |||||||||||||
キーワード | ||||||||||||||
主題 | うちとく, 源氏物語, 評価, 人物造型, 語義 | |||||||||||||
資源タイプ | ||||||||||||||
資源タイプ | departmental bulletin paper | |||||||||||||
著者 |
宮武, 利江
× 宮武, 利江
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内容記述 | ||||||||||||||
内容記述タイプ | Abstract | |||||||||||||
内容記述 | 『源氏物語』における「うちとく」の語義は「外部に対する構えを解く」ということが中心であると考える。ここから派生するさまざまな用法は、気を許してくつろいでいる状態と、人に心を許すという状態の二つに大別できる。前者は当然一人でいるときに現れやすく、その場合は特にマイナスではないが、人前で「うちとけ」た姿を見せることがプラス評価されるのは源氏ぐらいである。後者は原則的に上下関係の下の側の行為であり、自分を相手にさらけ出す、という含意があるとも考えられる。そのため、子どもや年若い女性が「うちとくる」主体になりやすく、うちとけられた方からは相手が「かわいい」と感じられ、プラス評価を与えられ得る。ただし、ある程度以上の階層に属する女性であれば、簡単に「うちとくる」ことは常識に反する。「うちとけ」たように見えても、「すきがある」とは感じさせない品格があり、うちとけきらないことが、上流の女性として最高級の評価を受けるためには必要である。 「うちとく」があらわす状態や行為は、高貴な身分の女性にはあまりふさわしくないものと解釈でき、さらには「うちとく」という動詞が、登場人物の人物造形にも大きく関与していると考えられる。 |
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書誌情報 |
ja : 文学部紀要 en : Bulletin of The Faculty of Language and Literature 巻 22, 号 2, p. 202-184, ページ数 19, 発行日 2009-03-01 |
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出版者 | ||||||||||||||
出版者 | 文教大学 | |||||||||||||
ISSN | ||||||||||||||
収録物識別子タイプ | PISSN | |||||||||||||
収録物識別子 | 09145729 | |||||||||||||
出版タイプ | ||||||||||||||
出版タイプ | VoR | |||||||||||||
item_5_text_42 | ||||||||||||||
値 | BKK0000314 | |||||||||||||
item_5_date_43 | ||||||||||||||
日付 | 2009-12-08 |